あした天気になぁれ
(2004.03.05)
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先日福岡にいった際に、ダイエーVS中日戦を観戦してきたので、その辺についてかこうかなぁと思っていた矢先に≪長嶋全日本監督、倒れる!≫のニュースが。というわけで、やっぱこれに触れておきます。
まず当たり前のことをかいておきます。『一日も早く全快してほしい』これを前提にしておかないととんでもないことになるので。
アタシがこの件で一番恐れているのは『代理監督の決定の遅れ』です。病状を考えると正直アテネで指揮をとるのはかなり難しいことは誰にでも予測できます。というかたぶんムリでしょう。となると代理、もしくは後任を立てなければいけないのですが、なんといってもかの長嶋さんです。とにかく一定以上の年齢の人にとって、長嶋さんの存在価値はアタシの想像を絶するものがありますから。そんな人の変わりなどそう簡単にみつかるわけがない。
おそらくギリギリまで≪長嶋氏に指揮をとってもらう可能性を探ること≫になると予想されます。しかしこれは非常に危険なことです。いくら最強のメンバーを選出したところでまとまりに欠くようなチームではなんにもなりません。
後任はアタシ的にいえば誰でもいい。(いや、コーチ陣からの選抜はできれば勘弁してもらいたいが。特にゼッコーチョーだけは)しかし時期はかなり肝心です。
一番手っ取り早いのは期限を切ることでしょう。何月何日までは現行の体制でいく。しかしそれを過ぎて長嶋氏の病状が思わしくない時はすみやかに後任を決定する。そういう流れをしっかりつくっておくことです。
(当然水面下で下交渉をしっかりしておく)
でもね…
アタシの本音はやっぱり長嶋さんにやってほしいんです。なぜならあの人は指揮者としての花道がなかったから。監督をやっていた時代(第二次政権時)はもう巨人が日本一になろうが、優勝できなかろうが、どこで辞めても花道になるような時代じゃなかった。
だけれども金メダルなら花道になる。
なんのかんのいいながらこれだけプロ野球の人気を支えた人はいないと思うし。現役時代はもちろん、指揮官時代も評論家時代も。
いったいこの人がいくらの経済効果を生み出してきたか、想像すらできない。だからこそ、最後の最後くらいいい思いをさせてあげてもいいんじゃないかと思うんです。
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名捕手=名監督、という仮説
(2004.03.09)
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長嶋さんも≪超人的≫な回復をみせているようで、とりあえずよかった。しかし≪超人的≫てなんだよ。
アタシの友人のダスト氏は福岡でカメラマンをやっておるんですけど、去年の年末に某西武若手選手の結婚披露宴に撮影に行った時、伊東新監督も列席していたらしいんです。
でね、ダスト氏いわく、もうすっごいコワイ空気を出していたらしいんですよ伊東監督が。いや伊東がコワイ空気を出しているのはテレビをみても十分わかるくらいだから、生でみるとさぞ凄いモンだったんだろうなと。
アタシが一番注目している新監督、それは岡田でも堀内でも俺流でもなく、伊東なんですよ。それはね、アタシが常々考えていた
『名捕手=名監督』の仮説が成り立つかがかかっているからなんです。
この仮説でまず名前がでてくるのが、野村と森でしょう。しかしこの人たちについて正直よくわからないんです。
森はアタシがプロ野球を観始めた時点ですでに現役を引退していたし、野村はかろうじて現役時代を知っていますが(なにしろ生まれて初めてプロ野球を観に行ったのが野村が通算5000塁打を打った日)、選手としては黄昏時だったし、この時点ですでに監督でもあったわけで(しかもリーグ優勝経験済み)
『名捕手から名監督へ』という過程はみていないのです。
これフシギなんですけど、アタシが慣れ親しんだキャッチャーってほとんど監督になっていないんですよ。せいぜい田淵・大矢・梨田・達川くらいじゃないですかね。
田淵はまぁどう考えても名捕手ではなかったし、梨田も≪強肩・強打≫ではあっても名捕手というイメージはない。大矢は十分名捕手の部類に入ると思います。でも監督としては結果が出る前に辞めてしまったからよくわからないまま。
問題は達川なんですよ。アタシは現役当時、この人は名捕手の部類に入る人だと思っていたんです。
達川のリードって徹底しているというイメージがあって、北別府なら内角のシュートとアウトローのスライダーを徹底的に投げさせる。相手チームのバッターがどう思っていたかはわからないけど、相手チームの支持者からすればこれほどイヤなリードはなかったですね。
一番凄かったのは、なんといっても津田の時。もうずっと中腰なんですよ達川が。しかもスピードボールしか投げさせない。ふつうなら多少緩急を使おうとするんだろうけど全然しない。もちろんそれだけ津田のタマを信じていたからできたリードなんだろうけどね。
広島の監督に達川がなった時、正直楽しみだったんですよ。いったいどれだけ相手がイヤがる采配をするんだろうなって。
ところがもうビックリ采配の連続で。なんじゃこりゃとしかいいようのない采配。奇策といえば聞こえはいいけど、あれは奇策以前ですよ。
奇策というのはハイリスク・ハイリターンであるべきですよね。でも達川の采配はハイリスク・ローリターンにしかみえなかった。もちろん素人のアタシなんかに≪采配の真理≫がわからなくても全然オッケーなんですけど、成功したのをほとんどみたことがないというのは、やっぱり、つまりそれは、ま、そういうことだったんでしょうね。
でもまだあきらめてないんです。『名捕手=名監督』という仮説を。達川の場合は、あれは名捕手じゃなかったということにして自分を納得させているんです。
だけれども伊東にはそんな≪名捕手じゃなかったということにして≫なんてできない。伊東が名捕手じゃなかったら金輪際名捕手なんて存在しないことになる。
楽しみですよ。どんな采配をするか。まぁ育成に関しては運もあるのでなんともいえませんが、作戦面だけは『おっ!』というものをみせてほしいですね。
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メモリアル
(2004.03.16)
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あー、なんか今年のオープン戦はムチャクチャですな。
岩瀬(D)、舘山(S)、吉岡(Bu)、新井(C)、石井(S)、和田(H)、そして今日のカブレラ(L)…。
例年てどんなもんでしたっけ?こんなにオープン戦中に主力のケガが頻発するもんでしたっけ?うーん。
ケガの理由数あれど、やっぱり死球による戦線離脱だけは、ちょっと考えてしまいますね。
まぁ軽症だったとはいえ、日曜日の中濱と今岡もそうだったでしょ。
まず藪ね。もうこんなハンドルネームを名乗るのが恥ずかしいですよ。スッポ抜けだったなんてなんの言い訳にもならないですよ。また相手が一軍に残れるかスレスレの選手でしょ。もう申し訳ない気持ちでいっぱいです。
(まぁアタシになんの責任もないのですが)
でもね、今岡のヤツもねぇ。別に『あれはぶつけるつもりだった』なんていうつもりはないけれど、後味はよくないですよ。
こういう分け方しちゃいけないんだろうけど、ぶつけちゃいけない選手っていると思うんです。そのチームの主力だったり、今年に選手生命がかかっている若手・中堅選手なんかには。
ピッチャーも後味よくないでしょうよ。絶対に。こんな形で相手チームの戦力をダウンさせたなんて。ねぇ。
閑話休題。
昨日阪神百貨店の阪神コーナーと、なんばパークスの中にある南海ホークスメモリアルギャラリーに行ってきたのでその話を。
阪神百貨店の方はザッとだったんですけど、うーん、濃いなぁ。
ややこしいので箇条書きで。
・もう鳥谷やキンケードのユニホームあるのね。
・ドラえもんとかキティちゃんとのコラボアイテム、ありゃ狙いはどこにあるのかね。阪神ファン?キティファン?
・アタシが子供の頃(昭和50年代)当時の帽子とユニホームの復刻版、かっこいい!
・ユニホーム型の犬の服。やっぱ犬の顔をみて『顔的に今岡かなぁ』とか選ぶのかしら。
・新地系の濃いぃオネエサンが必死でサンバイザーをフィッティングしていた。なんか知らんけど、凄い光景。
もうひとつ。南海ホークスメモリアルギャラリーの方。
まず例の年表ね、メチャクチャ有名な話ですが、やっぱりノムさんの名前はすべて抹消されていました。いろいろ噂もあるみたいだけど不自然極まりない。こういう事態になるなら中途半端に年表なんかつくらなきゃいいのに。
あ、これだけはいっておきます。昔南海ファンで、このギャラリーに行ってみたいけどまだ行ってない人へ。あんまり期待しない方がいいです。
あんまり手持ちがなかったんで、有料だったらヤだなぁと思っていたんですが、空いたコーナーを使った極めて小さいものです。展示品はごくわずか。モニターでVTRを流してんだけど内容といえば市販品をそのまま流しているだけ。
なんばパークスに用事がある人がついでに行くところですね。よほどの南海フリークの人でもわざわざ行く必要はないです。
そういえば橋爪功さんのパネルがありました。なんかこの人、南海ファンていうのわかるなぁ。
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エースの条件
(2004.03.20)
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どーも井川の調子が上がりませんね。今日も結果はともかく重心が高い気がしたし。対する岩隈のストレートが『ピュン』だとすれば、井川は『び・ゆん』でしたから。
だからといって全然心配しておらんのですよ。大丈夫ですこの男は。
なにしろね、アタシがプロ野球に興味を持って以来、阪神には≪本当のエース≫というのが存在しなかったんですよ。昭和51年から平成13年までの26年間も。その『阪神にはエースがいない』という慣習を打ち破ったのが井川なんですから。
アタシがプロ野球を観出した昭和51年。この年の阪神のローテーション投手は
・江本 15勝
・古沢 10勝
・上田 12勝
・谷村 12勝
といった感じでした。
こうみると江本がエースのような感じがしますが、これは数字のマジックです。今とは時代が違います。現在のようにローテーションが中6日といったものではなく、中3日がふつうの時代でした。
この年の各チームの勝ち頭を書いていくと
・巨人 小林 18勝
・広島 池谷 20勝
・中日 松本 15勝
・ヤクルト 松岡 17勝
・大洋 平松 13勝
・阪急 山田 26勝
・南海 山内 20勝
・ロッテ 村田 21勝
・近鉄 鈴木 18勝
・日本ハム 野村 13勝
・太平洋 東尾 13勝
といった具合で、15勝では到底≪自他ともに認めるエース≫とはいえなかったのです。(しかし時代が時代とはいえ山田の26勝は凄い)
その後、なんとなく、というか、しいていえば江本がエースという年が続きますが、例の江川事件を受けて、なんと巨人のエースが阪神にやってくるのです。
それが小林で、移籍してきた昭和54年、22勝をあげ最多勝を獲得します。
しかし小林が文句なしにエースらしい働きをしたのはこの年だけ。またエースのいない阪神に逆戻りしてしまいます。
21年ぶりに、そしてアタシが生まれてから初めての優勝を果たした昭和60年。この年の阪神のエースは誰?とクイズを出せば、結構答えが割れると思います。
シーズンと日本シリーズの開幕投手は池田。勝ち頭がゲイル(といってもたった13勝)。勝率がよかったのが中田。中継ぎ→抑えとシーズンを通して強い印象を残したのが中西。どれも決め手に欠きますし、はっきりいえば≪絶対的なエース≫は存在しませんでした。
次に優勝にからんだのは平成4年。この年の勝ち頭は仲田の14勝。この頃になると中5〜6日がふつうだったので、まあ14勝でもそれなりの価値があります。では仲田を絶対的エースだった、というにはあまりにも物足りない。なにしろ前年が1勝。翌年が3勝なんですから。たんなる確変でしかない投手をエースというのはムリです。
平成6年になって、ついに次代のエースが現れます。そうです。かの突発性全焼マシーンこと藪です。しかしルーキーの頃は、あたりまえですが、まだ素性は知られていません。まさか突発性全焼マシーンなどと思われていない藪に『ついに阪神にも本物のエースができる!』と信じたファンも多いことでしょう。
藪のその後に関して多くは語りません。というか語りたくもありません。なんのことはない、本当の暗黒時代の始まりだったんですから…。
なぜ阪神に絶対的エースができないのか。これはよくいわれることですが、とりまく環境のせいといえなくもないと思います。なにしろ関西のマスコミは10勝しただけで≪大エース≫扱いですから。ふつうの人間なら十分自尊心が満たされるぐらい持ち上げてくれるんですから。わざわざ苦労して≪球界のエース≫になろうなんてしませんわなそりゃ。
(ちなみに村山や江夏の時代は、まだそこまで関西のマスコミも阪神一辺倒ではなかった)
その点井川は理想的な人間性を持っているといえます。まずマスコミに踊らされない。つまらない自尊心がない。(自尊心を出すのはマウンド上だけ)といってもストイックなわけでもない。だから自分を追い込みすぎることもない。
はっきりいってただのオタク。しかもプロ野球オタクじゃなく、ピッチングオタク。そのためには金をつぎ込んでも身体を鍛える。これはフィギュアを買い漁るのとなんら変わりがない。
『へー、こういうのが今人気があるんだ。でもオレは○○が好きだから○○のフィギュアしか集めない!』
これと一緒です。
たぶんこういう存在でないと≪阪神の絶対的エース≫にはなれないでしょう。ある種、なにかを超越した存在でなければ。
実はもうひとり、エース候補がいます。それはもちろん久保田です。アタシはこの人にも超然としたものを感じる。だからスピードボールが投げられる間に井川と並ぶエースになってほしいと切に思います。
しかし、あの阪神に、絶対的エースがいて、しかも別にエース候補までいる…。やっぱりこんな現実信じられないや。
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ミスター・ロッテ
(2004.03.28)
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あれだけ『今年のパ・リーグは面白い!』なんていわれてたわりには、実にひっそりとペナントレースが始まりました。特に今日からは巨人・阪神VSヤンキース・デビルレイノルズ(bySDの中の人)というカードが裏で組まれているんですから。これは≪プレーオフ弊害第一号≫といっていいでしょうね。プレーオフさえなけりゃ、セより一週間も早く開幕する必要なんかなかったわけだから。
アタシはスポーツニュースでしかみてないんだけど、西武VS千葉ロッテ戦、メチャクチャ盛り上がったみたいですね。なにしろレフトスタンドの観客がすごい。また堀もピンポイントで放り込んだよなぁ。
去年千葉マリンスタジアム・福岡ドームとなぜか2試合もロッテ戦を観に行ったのですが(相手はどっちもダイエー)、たしかにあの応援はすごいですよ。サッカーと阪神を足して2でわったような応援。(こういうこと書くとロッテ贔屓の人に怒られるんだろうな)これは一見の価値があります。
福浦のHMなんかふつうにカッコいいし、リック・ショートの『リッショー!リッショー!』てのも好きだった(もう聞けないけど)。けど一番笑ったのが『イーノウエ!(ジュン!)イーノウエ!(ジュン!)』ってやつ。もう名前が井上純だからどうしようもないんだけど、どうしても違うイノウエジュンが頭に浮かんでしまう。こっれっかっらっはっじっまっるカックラキンのーだいほーそっ!
それにしても今年のロッテ、全然雰囲気が変わりましたね。なんであんなにあかるいの?ってくらいあかるい。このムードのままで夏場まで行けば、マジでプレーオフ進出が堅いですよ。というかぜひいってほしいなぁ。
もちろんその雰囲気をつくっているのはボビー・バレンタインなんだけど、アタシの中でボビーのイメージは≪食えない奴≫なんです。なにしろあの笑顔が怖い。あれは修練の上に完成した笑顔ですよ。
ん、まてよ?こういう笑顔、去年までずっとみてきたなぁ…と記憶をまさぐるうちにひとりの人物に到達しました。そう、わが阪神タイガースのSD・星野仙一ではないですか。
つまりボビーの正体は≪アメリカの星野≫だったんですねぇ。(星野が≪日本のバレンタイン≫かもしれんが)
ボビーが何年契約か知りませんが、たぶん2、3年はかなり期待できると思います。星野もボビーも≪劇薬≫ですから去年までロッテや、暗黒時代の阪神のようなチームにはかなり効くのです。ただ所詮≪劇薬≫ですから、2、3年の間に次を用意しておかないとドンドン効き目はなくなってきますが。
阪神は生え抜きスターであった岡田という≪次≫を用意しました。ではロッテは…。アタシにミナまでいわせるおつもりですか。ロッテきっての生え抜きスターといえば決まっているではありませんか。
初芝清!次の監督はあなたしかいない!
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大リーグボール
(2004.03.30)
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阪神がヤンキースを下したことを記念して、野球漫画のことを書こうと思います(←こじつけ)
あいかわらず水島先生の漫画は針が振りきっていて、いや元気なのはなによりなのですがね。ただ昔はいい方に振りきっていたのに、いまはおかしな方向に振りきっているのはかなり問題ですが。
なにしろ平気でポジションは変わるわ、背は縮むわ、人間かどうかさだかでない動物がショートを守るわ、60歳近い男が4番はるわ、80歳近い監督が代打で出てくるわ(しかも本職はピッチャー)、こんだけの無茶は若い作家では無理ですよ。だってこんなの編集者を押し切れないでしょうが。
まったくもって困ったもんだなと思っていたのですが、上には上があるもんで。
このあいだ関西地方の深夜に『巨人の星』の劇場用の中篇映画を2本続けて放送したのですが、いやー、すごかった!感動的なまでにすごかったですよ。
もちろん原作は読んだことはあるのですよ。しかしずいぶん昔の話だし、詳細は忘れていたんだけど、あらためてアニメという形でみると、とんでもないとしかいいようがない。
1本目の冒頭で、星がデビュー戦で左門にホームランを打たれるんだけど、そこでいきなり失踪ですよ。わりとマイナーな球団に所属していたゲンちゃんが失踪した時でさえあれだけ騒ぎになったんだから、大巨人軍の期待のルーキー(高校を中退して入団、しかも開幕1軍)が失踪してごらんなさい。某夕刊紙のE記者なんかよろこんで飛びつきますよ。
しかもどこに行ってたと思います?禅寺ですよ禅寺。お前いったいいくつやねん。
とにかくね、この星とかいう男、まったく融通がきかない。ピッチングにしてもコンビネーションというもんがまったくない。いかに球が軽い、変化球がないとはいえ、コントロールは抜群、スピードもそこそこ、しかも魔球まで投げられる。十分じゃないですか。たかだか1月そこそこ特訓しただけで魔球が投げられるんだから、チェンジアップのひとつでもお手軽におぼえて緩急がつけれるようになれば、20勝はできますよ。余裕で。でもしない。偏屈だから。
またライバルの花形ってのもかなりの偏屈でね。大リーグボールを打つために特訓するんだけど、この特訓がまたとんでもない。だって鉄球を鉄バットで打つんですよ。ちょっと待てよ。手首を鍛えるとかいう以前に、そんなことしたら一発で手首がパーになりますぜダンナ。
で結局花形はこの魔球を打つんだけど、これを打ったがために身体がダメになる(理由は不明)。
ちゃうやん。星から打てんでもええから他のヤツから打てよ。ひとつの魔球を打つために大スランプになったり、身体がボロボロになって、どれだけチームに迷惑かけんねん。
ホンマ、たっかい年俸もらっとるクセして…。(知らんけど)
空想科学漫画への無粋なツッコミはこれくらいにして。さんざん書いた後ですが。
今観るとね、現実とのリンク具合も面白かったりするんですよ。
さきに書いた、花形が大リーグボールを打つ試合ね、これって有名なバッキー・荒川乱闘事件のあった試合なんですよ。(ただしアニメではバッキーと荒川は殴り合わない)
この試合、現実ではバッキーが王にブツけた直後、長嶋が怒りのホームランを打つんです。(たぶん本当は怒ってない)それがちゃんと伏線になっていて、大リーグボールは危険球に近い球だから、≪球場(甲子園)は異様な雰囲気≫、≪星は当然大リーグボールが投げにくい≫という状況が生まれるのです。
このへんは正直うまいなぁと思いました。というか、こういう発想は野球も格闘技の一種としかみなしていない梶原一騎の独壇場ですね。
あと笑ったのが巨人の中尾二軍監督が、さもイヤなヤツにかかれていたことです。よみうりテレビ製作なのに。実際相当評判が悪かったようで、かの有名な湯口事件にも深くかかわっていたといわれてますし。もちろん本当のところはわからないけど、『ああ、この男ならそういうことをやりそうだ』という表現をされているのには、ある種の感動をおぼえました。
どうせなら水島先生もこれくらい現実をコケにして描いてくれたらいいんですけどねぇ。
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