2004.07.02 (金)  一夜漬けの論法

≪まぁなんらかの動きがあったらまた書きます≫なんて書いたら、ホントにすぐ動きがあるでやんの。

アタシはライブドアに関しての知識は本当に≪一夜漬け≫程度しかありませんので、軽々いいことはいえませんが、この買収報道にたいして、無条件で賛成している人の頭の構造を見てみたい気はします。ホンのちょっと調べただけで、無条件で賛成できるような会社じゃないってことはわかると思うんですが。

てかもういいかげんにしろよ。声がデカいだけで、中途半端な知識をひけらかす≪にわかプロ野球ファン≫よ。今回の件はナベツネは全然関係ないだろ。断ったのは近鉄じゃないのかよ。よく平気で『絶対裏で手を引いていた』なんていえるな。莫迦じゃないの?

ただナベツネもたいがいにしておかないとな。なにも『知らない人は入れない』なんていう必要どこにもないのに。こういう迂闊なこというから、この人叩かれてんだよ。

もうひとり。星野も星野だよ。あの星野が記者会見であの社長のいったことまともにとらえてるの?って感じ。『球界のために・・・』とかなんとかというセリフ、あんなの一夜漬けで考えることができるセリフじゃないですか。本当に球界の構造を変える気があるなら、あの場であんな刺激的な発言はしないですよ。
まぁアタシは星野がそんなこともわからないとは思えないんですけどねぇ。

何度もいうけど、1リーグとかの前にもっと変えることことがあると思うんですよ。それこそナベツネが気付いてない、というかさして重要と思っていないことで。

こないだもちらっと書いたけど、審判のレベル向上なんかさしたるものです。球場に試合を観に行って、なにが一番シラけるかといえば、審判の判定があいまいな時なんです。つまらない誤審であったり、たとえ誤審じゃなくてもファンに納得のいく説明ができなかったりするだけで、もう次に球場に足を運ぼうとは思えなくなるんですよ。
(個人的にはビデオの導入は全然ありだと思う。ただ野球というスポーツを考えた場合、非常に難しいとは思うけどね)

他にもフロントがちょっと気をつけるだけで、ファンの離脱を防げることも多い。こないだの≪史上最悪の記者会見≫もそうだし、ダイエー初優勝してすぐの工藤のFA(アタシは現にこれでファンを辞めた人を知っている)、去年のダイエーの(ダイエーばっかだな)優勝パレードの翌日の小久保無償トレード。
だれも合併するなとか、FAするなとかトレードするなとか、そういうことをいってるんじゃないですよ。でも時期を考えろよと。物言いを考えろよと。

せっかくだからアタシの私案を書くとすれば、1軍の最低出場登録日数を決めて、それに満たない選手(つまり主にファームにいた選手)は自由に獲得することができるようにするとかね。もちろんそのためには故障者リストと育成リスト(入団してから高卒なら4年、大卒・社会人なら2年とか)は必要になると思うけど。
これだけでいわゆる≪飼い殺し≫がなくなると思いますよ。
(それにこういう話はたぶんナベツネには興味がないはずだから通りやすいと思うし)

ド素人のアタシでさえ、この程度のことは考えられるんですから、球界のお偉方も、ナベツネに尻尾を振ったり、タテをついたりしているヒマがあったら、もっと根本的な、ファンを離脱させない方法でも考えたらどうかと思うんだけど。


2004.07.06 (火)  藪似的1リーグ制私案

2ちゃんの野球板とかみても、ようやく落ち着いてきたというかね、現実味があってかつ有意義な意見も散見されるようになってきました。

つまり『1リーグの流れを止めることは不可能。では1リーグになった上で、どうやったらプロ野球を活性化できるか』が問題なわけで

本来なら該当スレにレスすべきなんでしょうけど、めんどくさいのでここに書きます。


◇ チーム減少→間口が狭くなり野球人口がさらに減る

これを解消するには、二軍の準独立採算と地方の移転しかないでしょう。
あえて≪準≫と書いたのは、完全な独立採算など一軍でも不可能なのに、二軍がそうやすやすとできるわけがないと思っているからです。
二軍の地方への分散は、1リーグ制と対になるぐらい必須事項だといえると思います。
そこで具体的に≪二軍のフランチャイズを置けるほどの都市規模があり、公式戦の使用に耐えるスタジアムのある都市≫をピックアップしてみました。

・仙台
・新潟
・静岡
・松山
・宮崎

ぐらいでしょうか。しかし日本全国に散らばらせるのなら、これに

・北陸(富山・石川)
・山陰(島根・鳥取)、もしくは岡山
・沖縄

は追加するべきでしょう。しかし仮に10球団になるとしても、まだあと2つは必要になります。
個人的に日本ハムは鎌ヶ谷でいいと思うし、横浜も湘南でいいのではないかと思う。そうなれば丸く収まりますし。

ついでにいえば、今年のオールスターは長野で開催されるけど、これからのオールスターは1試合にして、ファームのフランチャイズ球場でやるのがいいのではないでしょうか。

◇ さらにチーム数は減少していくのか

ここははっきり≪8球団が理想≫という理念を捨ててもらうしかありません。つまり10球団になった時点で、現状10球団はなんとしても維持するという姿勢をみせてほしいのです。
そのためにサラリーキャップ制やいわゆるぜいたく税の導入はもちろん、さらなる年俸高騰を制御する方法を模索してほしいと思います。

アタシが選手会の行動をうさん臭く感じるのは、選手会の側から≪年俸≫についてのコメントがまるでないことで、たとえば古田が『全員の年俸を1億円以内にしてでも近鉄を救ってほしい』とでもいえば、諸手を挙げて選手会を支持しますよ。しかし自分たちの年俸は現状のまま、でも近鉄がなくなるのは賛成できない、ではねぇ。

あとFAの年数短縮をいってる人が多いけど、アタシはFA自体廃止するべきではないかとすら思っています。FAのせいで、特定の球団に選手が集まるという事態になってるわけですし、しかもFA残留なんていう方法で年俸を釣り上げる材料になっているのも事実です。
それにFAの制度自体日本には馴染まないのではないかとも思うし。金でかき集めた巨人の人気が凋落しているのをみればそう思えてしかたがないのですがね。
別にFAがなくなっても、ポスティングという制度をより充実させていけば、選手の自由は奪われませんよ。

◇ チーム数が増えることによる消化試合の増加・モチベーションの問題

これが一番難しい問題です。Jリーグは二部制を導入することによって下位チームのモチベーション維持に成功していますが、プロ野球の場合そう簡単にいかないのは明白です。
これに関しては、アタシもいいアイデアが浮かびません。しいていえばロッテの代表がいったような『Bクラスになれば個人成績に関わらず年俸の上昇なし』ぐらいでしょうかね。

◇ 日本シリーズ、オールスターの開催について

オールスターの開催は十分可能でしょう。東西対抗でもなんでもいいんだし。今から10年ほど前に一度だけやった『日本選抜VS助っ人』というのも面白い。まぁなんとでもなりますよ。
日本シリーズはねぇ。たしかに≪リーグ優勝<日本一≫となってるのは少々疑問を感じますが、実際盛り上がるでしょ。たしかにこれだけの目玉コンテンツをみすみす放棄するのは経営者の側にたってももったいないと思います。
まぁ当面は東西の勝率1位同士で日本シリーズをやって、将来的にはアジアシリーズ→ワールドシリーズになればベストだと思います。ただ現状では無理ですね。

アタシはアジアシリーズ・ワールドシリーズが開催できる気運になるまで、『変則1リーグ制』にするしかないと思っています。
完全な1リーグ制じゃなくてね。多少カード数に偏りのある日程にする。
西地区・東地区に分けるなら、同一地区との対戦が他地区との対戦より若干多いというような。たとえば阪神だったら西地区の球団とは18試合ずつ、東地区との対戦は10試合ずつ、というような感じで。いわば交流戦制と1リーグ制の中間のような日程ですね。

しかしこれぐらいでないと、東西で成績表をわける意味がなくなると思うし。ただこれだと広島や中日が猛烈に反対しそうですが。


こうやってあらためて書き出してみた結果、こんなことが来シーズンから実現できるなんて到底思えません。だってプロテクトやフランチャイズというようなことでさえ、あれだけ時間がかかっているのに。ホント、いったいどうなってしまうのでしょうか。


2004.07.07 (水)  荒波の必読書

しかしこれほどまで世論とアタシ個人の意見が違うとやっぱり不安をおぼえるわけでして。
でもだからといって、世論が正しいとは到底思えないんですよ。つまるにアタシが今回の騒動にこれほどかたくなになっているのには理由があるのではないかと。

アタシが大方の世論である≪ナベツネ=悪≫、≪パが人気を得られないのはマスコミの偏向放送のせいだ≫、≪盟主のいない、まったくあらたな組織をつくってほしい≫という意見に同調できないのは、おそらくこれらの本を読んだせいでもあると思うのです。

今回はこのご時世にピッタリの、一読に値する3冊の書籍を紹介します。


『阪神タイガースの正体』井上章一・著(太田出版)

一見阪神便乗本にみえますが、実に多角的に阪神タイガースが≪大阪の象徴≫になるまでを検証しています。著者は生粋の阪神ファンですが、『伝統の阪神・阪急戦』のくだりや『大阪で一番人気があったのは南海であった』、『2リーグ分裂時の真相』などハッとさせられることも多く、むしろ在阪パ・リーグファンに読んでもらいたい本です。


『南海ホークスがあったころ―野球ファンとパ・リーグの文化史』
永井良和/橋爪紳也・著(紀伊国屋書店)

『阪神タイガースの・・』とほぼ同じ事項を南海ホークス側からみた研究書です。特に大阪球場のなりたちの部分がおもしろい。『(1リーグ時代の末期に)甲子園球場側から南海にたいして「ホームグラウンドとしてつかってほしい」と懇願した』という事実は驚愕ものです。また『なぜ毎日は東京をフランチャイズにしたか』『なぜ毎日放送は傍系の大毎オリオンズではなく南海との関係を深めたか』という根本的な疑問も検証しています。


『魔術師―三原脩と西鉄ライオンズ』立石泰則・著(文芸春秋)

南海と並んでパシフィックの雄であった西鉄ライオンズの盛衰をあざやかに描写しています。これを読めばいかに西鉄球団のやり方が現代では考えられないものだったかがわかるはずです。なにせ監督と主要コーチが20代、しかも全員選手兼任なんて考えられますか?


この3冊を丹念に読めば、少なくとも≪パが人気を得られないのはマスコミの偏向放送のせいだ≫という意見は覆らせざるをえないのではないでしょうか。
関西のマスコミは、というかテレビ局は何度も『在阪パ球団を盛り上げよう』と試みています。毎日放送は南海、関西テレビは阪急、朝日放送は近鉄といった具合に。しかしそれらはことごとく成功しません。くわしくは上記の本を読んでもらうとして、南海がテレビというメディアの価値を見誤ったのは事実ですし、アタシ個人の意見としても関西のテレビ局は民放という枠内では出来る限りのことはしていたと思います。

阪神偏向という傾向は、関西のテレビ局としても、いわば『そうならざるをえなかった』だけではないかと思うのです。
若い人は知らないと思いますが、1970年代の後半には関西テレビが毎週土曜の16:00からパシフィックの試合(主に西宮球場開催の阪急主催ゲーム)を放送していました。この当時アタシは阪神よりも阪急に思いを寄せていたのは、この番組枠の影響と無関係ではないと思います。しかしいつしか(たぶん80年代に入った頃)この枠は消滅しました。

他にも今から20年ほど前、朝日放送は22時前に『阪神・近鉄情報』というミニ番組を放送していましたが、いつのまにか近鉄の情報がなくなっていました。つまりいくら阪神と同等に近鉄を扱っても、興味を示す人が非常に少なかったのではないでしょうか。


まぁあんまり長々書くのもアレなのでこの辺にしておきますが、上記3冊の検証を『過去の出来事』ととるか、『未来への指針』ととるか。アタシには『メジャーリーグやJリーグのいいところを吸収せよ!』といった意見より、よほど『未来への指針』のような気がしてしかたがないのです。


2004.07.08 (木)  もしも・・・

ちょっとだけ思いついたネタ。
『もしもプロ野球のオーナーがバンドだったら』


包み=作詞・作曲・プロデュース・バンマスを兼ねる

鍋つね=リードヴォーカル。破壊的な声量には定評がある

苦ま=ドラマー。バンドとしてのキーを握っている。ボーイいじめは有名

美也うち=バンドボーイからベースに昇格

氏等い=リードギターだが、花形からはほど遠い

沫ぞの=PA。特にマイクのセッティングには細心の注意をはらう

抹だ=サイドギター。地味

酢菜はら=ヘルプ。なんのヘルプかはしらない

弧じま=キーボード。まぁ代行だが

繁みつ=かつてはライバルバンドのヴォーカルだったが、今はたまにコーラスに加わる程度

汰しろ=にげた






那珂うち=観客


2004.07.10 (土)  ウソの美学

今から書くことは、プロ野球とは関係のない、アタシの個人的な心情にすぎません。もしかしたら書いたことを後悔して、後になって削除するかもしれません。しかしまったく無関係な話でもないと思いますので、せっかくこのページにきたのも何かの縁だと思って、どうぞ読んでいってください。


アタシは自分でかなりの正直者だと思います。正直者といってもウソなどついたことがないというたぐいの正直者ではありません。でも自分にとってかなり不愉快な出来事に遭遇した時、もろにそれが顔にでてしまうのです。
顔にでるぐらいならまだいいのですが、腹に据えかねる場合には行動にでてしまうこともあるわけで、当然損をすることもかなり多い。だからなのか『正直に生きることは素晴らしい』なんてまったく思わないわけです。できればもっと、何事にも平然と生きていられるようにと常々理想を掲げておるのです。

たしかにアタシはそういう意味での正直者ですが、ウソをつくことはけして苦手ではないのです。すごく矛盾のあるような話ですが。『ここ一番』というか、ここはウソをつき通さなくてはならない場合には、徹底的にウソで押し通します。そして絶対見破られない自信もあります。

もちろんプライベートでも≪ウソを通す≫という行為をやってしまうのですが、やはり仕事絡みではかなり顕著にその回数が増えてしまうのです。

組織に属している限り、ウソで押し切らなきゃいけない時はゴマンとある。
たとえば自分が中間管理職だったとします。部下が自分より上司にあたる人の悪口をいっていたら、間違っても部下といっしょになってその上司の悪口をいってはならない。むしろなるべく上司のフォローをしなければならない。たとえ自分もその上司が大嫌いだったとしても。

なぜならそれが組織だからです。組織の一員になるというのは、果てしのない我慢の連続です。その組織をぶっ潰してもいいとまで思っていない限り、組織としてマイナスになるようなことはできないのです。
まぁアタシだって『組織なんてどうなってもいい』と思ったことなど一度や二度ではありません。しかし組織をぶっ壊すということは、その組織に関わる大半の人が不幸になる。『あの人やこの人も不幸になるかもしれない』と考え出したら、到底行動には移せませんでした。結局そうやってウソをつきつつ、自分の怒りを静めるしかないのです。

もしそれでも我慢ならない時はどうするのか。それは自分がその組織から離れるしかないのです。悲しいけど、アタシにはそうするぐらいしかできません。

アタシにもっと行動力と人望があったら、クーデターをおこしていたかもしれません。しかしもしクーデター(に準ずる行為)を起こすなら、最低でもこの2つの条件が必要だと思うのです。

1)まったく隙のない理論武装

2)結束力

仮に実権を握っている人間の行動に、なんの理論がなかったとしても、そんなことは関係ありません。≪実権を握る≫ということは≪たいした理論がなくても事を進めることができる≫ということに他ならないからです。
実権を握っている人がつくった≪流れ≫を変えるには、その流れを根本から否定できる完璧な理論武装が必要になるのは当然です。相手は実権を握るような人ですから、こっちの理屈のほころびを実にうまくついてくるはずです。もしこちらの理論に隙間があれば、いとも簡単に負けを認めざるを得ない状況になるのは明白です。だから何をいわれても完璧に理屈でかえせないといけないのです。

また相手の弱点を徹底的につくことも大切です。どんな強大な相手でも絶対弱点はあるはずです。裁判にもちこめるような言動があればそれを利用するのも手ですし、そういう人に限って意外と人情派だったりすることも多いのです。

それでもダメな場合は実力行使にでるしかないのですが、そうなると結束力がモノをいいます。『チャップリンの独裁者』じゃないですけど、ひとりの反逆は落伍者だが、大挙の反逆は革命になるのです。そしてその者たちの結束が本当に一枚岩なら絶対に勝つことができると思いますが、結束力があるのかないのかうやむやなまま実力行使にでた場合は、ほぼ散々たる結果にしかならないでしょう。

いずれにせよ、まず相手の立場にたって物事を考えることができるかどうかは重要です。何度もいいますが、個人(複数にせよ)が組織の実権者と戦うということは、キレイゴトを並べ立てていかなきゃしょうがないのです。ホントは自分のことです。自分の立場がなくなったり、損をしたりするのがイヤだから、そこまで強引な行動にでる。しかしそれでは≪理論武装≫もできなければ≪結束力≫も生まれない。

ウソかどうかなんてどうでもいいのですよ。そのためにはなんだってしなきゃいけない。自分が悪者になる覚悟も必要だし、相手に取り入るのもまったくかまわない。とにかく実権を取ることが目標なんだから。


・・・・・とここまでの予定でしたが、あんまりなんで補足します。

今回こんな文章を書いたのは、あまりにも両方(オーナー側と選手会)に相手を慮る気持ちがなさすぎて、これで余計にプロ野球に見切りをつける人が増えるのでは、と思ったからです。

アタシの意見をまとめるなら

・オーナー側のやろうとしていることの大半は歓迎すべきことである
 (まがり間違っても全部ではない)

・しかしその進め方には相当の問題がある
 (なんでああ言葉の使い方を知らないんだ。特にナベツネと近鉄の莫迦球団社長)

・『ストも視野に』なんていってるわりに選手会側の理論武装は弱すぎる
 (もちろん結束力についても到底一枚岩とはいえないんじゃないか。推測だが)

選手会の本音は保身にあるのは間違いないと思います。もしプロ野球の将来を考えるなら、近鉄の問題が浮上した時点で真っ先に年俸減額を口にすべきだった。
彼ら選手会は、できつつある流れを変えようとする革命側なのに、そういう意識がない。『正しいことをいえばファンが味方になってくれる』とすら思っているようにみえる。

きのう発売の週刊ベースボールで古田がインタビューで『僕は個人的に、チームが削減されるとファンはどうしても減ると思うんですよね』といってるのを読んで正直ガクッときた。『思うんですよね』じゃダメなんです。無理矢理にでもいいから資料をつくって、それなりの根拠をあげなきゃいけないのに。これだったら『球団を削減して1リーグにしたら全球団が黒字になる』という意見と大差ないですよ。しかもいいきってるだけナベツネの意見のほうが説得力があるようにみえる。

一番経営者側にたって考えなければいけないのは選手会なんです。オーナー側にたって考えたうえで、現実的な手段を探っていかなきゃいけない。実権を握っているオーナー側が歩みよるはずないんだから、選手会がもっとオーナー側に擦り寄らなければならない。

古田もはじめに『僕もナベツネさんの改革案に賛成です!』とかいっときゃよかったのよ。で、さんざんナベツネを持ち上げておいて、完全に懐に入った時点で自分たちの本当の要求をすればよかったんです。というかなぜそうしなかったのか不思議でならない。もしアタシがナベツネの立場なら、擦りよってこられたらかわいいと思うだろうし、逆に自分より圧倒的に格下と思っている者にケンカ腰でこられちゃ、そりゃ腹もたつでしょうよ。(だからといってあんな言い方していい理由はどこにもないが)

古田さん、勝ちたいんでしょ?だったらもっとやり方考えなきゃ。

そしてこの件はこの件。グラウンドにまで持ち込むなよ、といいたい。

最近の古田のプレーは『古田こそプロ野球史上に残る大捕手』だと思っているアタシにとって目を覆いたくなるシーンが散見されるのはどういうことですか、と。もしかしたら単純に≪衰え≫かもしれません。しかしアタシはそういう目でみれない。はっきりいえばプレーに集中しているようにはみえないんです。
しかしあなたがずっといっている≪ファン≫はあなたのプレーを見にきているのです。もしあなたが本当にファンのことを一番に考えているのなら、まずあなた自身が観客に恥ずかしくないプレーをすべきではないですか。

アタシは1リーグになろうが、球団が削減されようが、どっちでもいい。仮に阪神がなくなっても巨人以外の他のチームを応援するだけ。
とにかくアタシがプロ野球に求めているのは、ある種の感動なんです。もしアタシがプロ野球をみなくなるとすれば、それは心ここにあらずといった気の抜けたプレーや、投げやり・適当なプレーを選手全員がしだした時だと思うのです。


2004.07.11 (日)  続・藪似的1リーグ制私案

この間の<藪似的1リーグ制私案>の時に肝心なことを書き落としていたので、続編としてちょっとだけ書きます。

◇ ドラフトについて

一部のファンは『完全ウェーバー方式にしろ!』なんていってるけどとんでもない話で。そもそも戦力の均等化がそこまで大事なものなのかを知りたい。アタシはルールによって自動的に戦力が均一になるのってどっかおかしいと思うのですがね。
あくまでも民間の団体なんだから『がんばったから強くなった』というシステムは残したい。とはいえ『(お金をいっぱい使って)がんばったから強くなった』というのは避けたい。ではどうすればいいか。

今あれだけ保護区域について話題になってますけど、あれをドラフトにまで拡大すべきではないかと。

・ドラフトは3巡目まで。指名できるのは保護区域内の選手のみ
・3巡目までに指名されなかった選手はどの球団も自由に獲得できる

にすればよい。つまり地元の有力選手はほぼ無条件で獲得できるようにするんです。こうすればイヤでも地元密着になる。当然球団としても少年野球の発展に力を尽くすようになって、野球少年もプロの指導を直にうけることができる。とかなりいいことづくめなんです。
もちろん問題もあって、保護区域をどこまで広げるかとか、たとえばダルビッシュなんかの場合は大阪なのか東北なのか、どこが保護地域になるのかとか、大学・社会人の選手は・・・・とか、まぁ考えだしたらキリがないのですが、プロ球団が積極的に地元アマ選手の育成に力を入れる、という構図になるのは間違いないと思います。

そして一番肝心なこと。それは

・契約金を廃止にする

やっぱりね、いくらなんでもまったくプロで活躍してない選手が1億円以上もらうのはどこかおかしいと思うし、球団にしても目玉選手になればその何倍ものお金が必要になるという話も莫迦げていると思うんです。
だったら年金制度をもっと充実させた方が絶対いい。結果的にプロで活躍した選手が引退後によりいっぱいもらえるようにした方が理にかなっているのではないかと。

それに上記の制度と組み合わせれば、裏でお金が動くことも少なくなると思うしね。

◇ 年俸について

けっこう極端な意見かもしれませんが、≪基本給+インセンティブボーナス≫でいいのではないかと。
基本給はできるだけ安くする。個人的には240万円ぐらい。それでも月に20万円。まだ育成期間中の若手のほとんどは寮に入っているわけだし、正直これで十分だと思う。しかもたとえ1日でも一軍登録されればボーナスがつくようにすればいいし。それにこれぐらいのハングリーさがあっても少しも不思議じゃないですよ。

インセンティブボーナスについては、球団経営といわば夢を壊さないように両立できるものだと思います。
やっぱりね、活躍したら、それなりのお金がもらえないと夢がないと思うのです。全員の年俸を1億円以下とかにしちゃうと、どうしても衰退興行というイメージになってしまうし。
たとえばチームは優勝、自身は三冠王とかなら10億円でもいいと思うのです。それぐらいもらえないと夢がない。ただしその翌年一度も一軍に上がれなければ基本給しかもらえない。
どれだけ実績がある選手でもずっと二軍なら基本給のみ。ルーキーでも大活躍をすれば10億。それでいいじゃありませんか。

また優勝チームとそれ以外のチームとで差がでて当然。おなじ成績でも優勝チームと最下位のチームでは3倍ぐらいの差がついてもいいんじゃないでしょうか。そうすることによって『ひとつでも上の順位を狙おう』というモチベーションにもなるだろうし。

これを実行するには公傷の明文化が必要になってくるでしょう。そしてまたまた肝心なことは

・インセンティブの内容は全球団共通にする
・具体的な額は選手会側、オーナー側、機構側が毎年協議した上で決定していく

特定の球団に戦力が集まるというのは、おなじ成績なのに給料が違う、という不平等感からでてくると思うのです。だからそれをなくす。数字にあらわれない部分(観客動員力やムードメーカーなど)も無理矢理数字に置き換えて評価する。そうすることによって選手側に『どこの球団でプレーをしても給料はおんなじ』という感覚が生まれると思うのですよ。
またこうすることによって時間的な短縮もできるし、代理人交渉の問題も一気に解決する。だって交渉なんて必要なくなるんだから。

これって一見選手サイドに不利なように見えますが、そんなことはない。力は衰えたけど年俸が高すぎてトレードが成立しずらい選手が、どんどん新天地に移って活躍できる可能性がでてくる。また球団にしてもまったく働かなかった選手には基本給だけ渡せばよいのだから、トレードのリスクも少なくなるのです。
まぁ大きな問題はありますけどね。もし零細球団の、複数の選手の成績が大爆発して、オマケに優勝なんかしちゃったら、到底給料払えないもんね。それ考えるとちょっと実現は難しいのかもしれないな。


この上記2案に≪1軍の最低出場登録日数を決めて、それに満たない選手(つまり主にファームにいた選手)は自由に獲得することができるようにする≫を併せれば、かなり魅力のあるチーム構成と給料体系になると思うのですがね。どんなもんでしょ。


2004.07.12 (月)  脳内革命

我ながら節操のない話だと思いますが、きのうまでの意見≪1リーグになろうが、球団が削減されようが、どっちでもいい≫という部分を撤回したいと思います。

球団の削減、というか合併に関しては、今までのスタンスのままですが、1リーグに関しては≪どっちでもいい≫という態度をあらためて、はっきり≪2リーグ制死守≫という意見でやっていきたいと思います。

ええ、そうですよ。お察しの通り、きのうのオールスターをみて意見を変えたんですよアタシゃ。新庄にあんなプレーをされて、あんな発言をされたら、一プロ野球ファンとしては『アンタがそこまでいうなら、アタシもひとつ、その話に乗りましょうよ』ってな感じなのです。

そりゃね、理詰めで考えていけば、1リーグ制のほうがメリットが多いと思うのですよ。何せ≪最初は新鮮で観客も一時的に増えるが、すぐに飽きられる≫なんていう、まったく納得もできず根拠もない話はからっきし疑ってかかっていますからね。でももうそんなことはどうでもいい。あれだけのプレーをする男が、あんなことをいったんです。だから単純にそれを支持したいなぁと。

何度もしつこく書いているように、古田の発言にはまったくもってガッカリさせられっぱなしなんです。はっきりいって納得できるものがひとつもない。もうアタシは『古田なんにもいうな』とすら思っていますから。
でも新庄は違う。たぶんこの男は古田の何十分の一しかモノを考えていないはずです。しかし『ヘタな考え休むに似たり』というじゃありませんか。いくら古田が考えて行動しようが所詮付け焼刃。その点新庄は『プロ野球が、パ・リーグがどれだけすばらしいか』をプレーで見せてくれた。アタシに無限の感動を植え付けてくれたんです。

それだけで十分ですよ。だからアタシは新庄を支持します。彼がパ存続というのなら、アタシもパの存続を希望します。

閑話休題

2ちゃんの合併スレを読んでて、なんかものすごく説得力のある意見があって。
プロ野球が読売新聞の販売促進事業だったことは口すっぱく書いてますが、『読売はプロ野球の球団をもたないで、主催に徹すればよかった』ってあって。つまり高校野球における毎日と朝日の立場ですよね。ああ、まったくその通りだなと。

胴元が球団を持つってのは難しいよ。絶対自チームが有利になるようにしたくなるのは仕方がないとこだとすら思うし。

しょうもない例を

『ベストプレープロ野球』ってゲームがあるじゃないですか。あるんですよ。で、これのPC版ではネットで対戦とかできて、ひとりが1チームを担当してペナントレースもできる。
当然さまざまなリーグ戦がネット上で行われていて。アタシもベスプレ好きなんで何度も参加しようといろいろ調べておったのですよ。
でも中には評判のよくないところもあって。そういうところってたいがい主催者が1チーム持ってるんですよ。このゲームはデータも勝手にいじることができるんだけど、どうしても主催者チームが有利な設定がしてあるらしいんですね。

そりゃね、主催までしているわけだから、自分とこのチームが優勝しないと面白くないでしょうよ。でもそのリーグに参加している人はもっと面白くない。そんなことが続くうちに、だんだん寂れていく。結局続いているのは主催者がチームをもってないリーグなんです。


だけど今更読売に『球団経営から身を引け。主催に徹しろ』というのはムチャな話です。もしできるとすれば本当にプロ野球が崩壊した時。でもそんなの何年も先の話だろうし、少なくともアタシはそうなることを望んでないし。

こうなったらもう一度毎日新聞でも引き込むか。ただし毎日自体は球団はもたない。あくまで主催だけ。いやもうそんな時代じゃないもんな。スカパーとかでもいいけど、あそこも日テレとかの息がかかってるし。そうなるとやっぱマイクロソフトか。マイクロソフトにパの胴元になってもらって、さらにIT関連企業にチームを持ってもらう。
西武とダイエーは新リーグにいっていいからさ。(ま、実質セに移籍ですな)

どうかね。新リーグ8球団(セ6球団+西武・ダイエー)と新々リーグ(ロッテ・日ハム・オリッ鉄+新チーム3球団(できればドコモ・au・ボーダなら面白い))で。これで1リーグになったともいえるし、2リーグを維持ともいえるんじゃないの?セ・パの分裂もこんな感じだったし。まぁ最初は日本シリーズもオールスターもやらないだろうけどね。

いいと思うけどな。マイクロソフトが胴元って。WMPで全試合が観れる。最初2年くらいは無料で、その後1チームあたり月2000円ぐらいで。で、その内何割かが球団に分配される。
ただしMacはなかなか観れるようにならなくて、やっと観れるようになったWMPのバージョンがでたと思ったら、えらい画質が悪かったりして。その内Macでもまともに観れるようになったと思ったら、Winではハイビジョン並の画質で観れるようになってるとか・・・・。

ゴメン。ふざけすぎた。こんなのありえない。だいたいマイクロソフトが胴元になるなんて絶対ないし。でもそれぐらいでないと2リーグの維持なんか無理でしょ。だから古田もスポンサー探すんじゃなくて、胴元を探してこいよ、と思うわけです。


 
 
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