今から書くことは、プロ野球とは関係のない、アタシの個人的な心情にすぎません。もしかしたら書いたことを後悔して、後になって削除するかもしれません。しかしまったく無関係な話でもないと思いますので、せっかくこのページにきたのも何かの縁だと思って、どうぞ読んでいってください。
アタシは自分でかなりの正直者だと思います。正直者といってもウソなどついたことがないというたぐいの正直者ではありません。でも自分にとってかなり不愉快な出来事に遭遇した時、もろにそれが顔にでてしまうのです。
顔にでるぐらいならまだいいのですが、腹に据えかねる場合には行動にでてしまうこともあるわけで、当然損をすることもかなり多い。だからなのか『正直に生きることは素晴らしい』なんてまったく思わないわけです。できればもっと、何事にも平然と生きていられるようにと常々理想を掲げておるのです。
たしかにアタシはそういう意味での正直者ですが、ウソをつくことはけして苦手ではないのです。すごく矛盾のあるような話ですが。『ここ一番』というか、ここはウソをつき通さなくてはならない場合には、徹底的にウソで押し通します。そして絶対見破られない自信もあります。
もちろんプライベートでも≪ウソを通す≫という行為をやってしまうのですが、やはり仕事絡みではかなり顕著にその回数が増えてしまうのです。
組織に属している限り、ウソで押し切らなきゃいけない時はゴマンとある。
たとえば自分が中間管理職だったとします。部下が自分より上司にあたる人の悪口をいっていたら、間違っても部下といっしょになってその上司の悪口をいってはならない。むしろなるべく上司のフォローをしなければならない。たとえ自分もその上司が大嫌いだったとしても。
なぜならそれが組織だからです。組織の一員になるというのは、果てしのない我慢の連続です。その組織をぶっ潰してもいいとまで思っていない限り、組織としてマイナスになるようなことはできないのです。
まぁアタシだって『組織なんてどうなってもいい』と思ったことなど一度や二度ではありません。しかし組織をぶっ壊すということは、その組織に関わる大半の人が不幸になる。『あの人やこの人も不幸になるかもしれない』と考え出したら、到底行動には移せませんでした。結局そうやってウソをつきつつ、自分の怒りを静めるしかないのです。
もしそれでも我慢ならない時はどうするのか。それは自分がその組織から離れるしかないのです。悲しいけど、アタシにはそうするぐらいしかできません。
アタシにもっと行動力と人望があったら、クーデターをおこしていたかもしれません。しかしもしクーデター(に準ずる行為)を起こすなら、最低でもこの2つの条件が必要だと思うのです。
1)まったく隙のない理論武装
2)結束力
仮に実権を握っている人間の行動に、なんの理論がなかったとしても、そんなことは関係ありません。≪実権を握る≫ということは≪たいした理論がなくても事を進めることができる≫ということに他ならないからです。
実権を握っている人がつくった≪流れ≫を変えるには、その流れを根本から否定できる完璧な理論武装が必要になるのは当然です。相手は実権を握るような人ですから、こっちの理屈のほころびを実にうまくついてくるはずです。もしこちらの理論に隙間があれば、いとも簡単に負けを認めざるを得ない状況になるのは明白です。だから何をいわれても完璧に理屈でかえせないといけないのです。
また相手の弱点を徹底的につくことも大切です。どんな強大な相手でも絶対弱点はあるはずです。裁判にもちこめるような言動があればそれを利用するのも手ですし、そういう人に限って意外と人情派だったりすることも多いのです。
それでもダメな場合は実力行使にでるしかないのですが、そうなると結束力がモノをいいます。『チャップリンの独裁者』じゃないですけど、ひとりの反逆は落伍者だが、大挙の反逆は革命になるのです。そしてその者たちの結束が本当に一枚岩なら絶対に勝つことができると思いますが、結束力があるのかないのかうやむやなまま実力行使にでた場合は、ほぼ散々たる結果にしかならないでしょう。
いずれにせよ、まず相手の立場にたって物事を考えることができるかどうかは重要です。何度もいいますが、個人(複数にせよ)が組織の実権者と戦うということは、キレイゴトを並べ立てていかなきゃしょうがないのです。ホントは自分のことです。自分の立場がなくなったり、損をしたりするのがイヤだから、そこまで強引な行動にでる。しかしそれでは≪理論武装≫もできなければ≪結束力≫も生まれない。
ウソかどうかなんてどうでもいいのですよ。そのためにはなんだってしなきゃいけない。自分が悪者になる覚悟も必要だし、相手に取り入るのもまったくかまわない。とにかく実権を取ることが目標なんだから。
・・・・・とここまでの予定でしたが、あんまりなんで補足します。
今回こんな文章を書いたのは、あまりにも両方(オーナー側と選手会)に相手を慮る気持ちがなさすぎて、これで余計にプロ野球に見切りをつける人が増えるのでは、と思ったからです。
アタシの意見をまとめるなら
・オーナー側のやろうとしていることの大半は歓迎すべきことである
(まがり間違っても全部ではない)
・しかしその進め方には相当の問題がある
(なんでああ言葉の使い方を知らないんだ。特に
ナベツネと近鉄の莫迦球団社長)
・『ストも視野に』なんていってるわりに選手会側の理論武装は弱すぎる
(もちろん結束力についても到底一枚岩とはいえないんじゃないか。推測だが)
選手会の本音は保身にあるのは間違いないと思います。もしプロ野球の将来を考えるなら、近鉄の問題が浮上した時点で真っ先に年俸減額を口にすべきだった。
彼ら選手会は、できつつある流れを変えようとする革命側なのに、そういう意識がない。『正しいことをいえばファンが味方になってくれる』とすら思っているようにみえる。
きのう発売の週刊ベースボールで古田がインタビューで『僕は個人的に、チームが削減されるとファンはどうしても減ると思うんですよね』といってるのを読んで正直ガクッときた。『思うんですよね』じゃダメなんです。無理矢理にでもいいから資料をつくって、それなりの根拠をあげなきゃいけないのに。これだったら『球団を削減して1リーグにしたら全球団が黒字になる』という意見と大差ないですよ。しかもいいきってるだけナベツネの意見のほうが説得力があるようにみえる。
一番経営者側にたって考えなければいけないのは選手会なんです。オーナー側にたって考えたうえで、現実的な手段を探っていかなきゃいけない。実権を握っているオーナー側が歩みよるはずないんだから、選手会がもっとオーナー側に擦り寄らなければならない。
古田もはじめに『僕もナベツネさんの改革案に賛成です!』とかいっときゃよかったのよ。で、さんざんナベツネを持ち上げておいて、完全に懐に入った時点で自分たちの本当の要求をすればよかったんです。というかなぜそうしなかったのか不思議でならない。もしアタシがナベツネの立場なら、擦りよってこられたらかわいいと思うだろうし、逆に自分より圧倒的に格下と思っている者にケンカ腰でこられちゃ、そりゃ腹もたつでしょうよ。(だからといってあんな言い方していい理由はどこにもないが)
古田さん、勝ちたいんでしょ?だったらもっとやり方考えなきゃ。
そしてこの件はこの件。グラウンドにまで持ち込むなよ、といいたい。
最近の古田のプレーは『古田こそプロ野球史上に残る大捕手』だと思っているアタシにとって目を覆いたくなるシーンが散見されるのはどういうことですか、と。もしかしたら単純に≪衰え≫かもしれません。しかしアタシはそういう目でみれない。はっきりいえばプレーに集中しているようにはみえないんです。
しかしあなたがずっといっている≪ファン≫はあなたのプレーを見にきているのです。もしあなたが本当にファンのことを一番に考えているのなら、まずあなた自身が観客に恥ずかしくないプレーをすべきではないですか。
アタシは1リーグになろうが、球団が削減されようが、どっちでもいい。仮に阪神がなくなっても巨人以外の他のチームを応援するだけ。
とにかくアタシがプロ野球に求めているのは、ある種の感動なんです。もしアタシがプロ野球をみなくなるとすれば、それは心ここにあらずといった気の抜けたプレーや、投げやり・適当なプレーを選手全員がしだした時だと思うのです。